第84章 死の家の鼠
じー···
「天音··?」
「はい、こんにちは」
「ちゃんと挨拶出来て偉いね。」
「うん!ママとパパにいわれた。あいさつはきほんって」
「パパ?」
「ママ?」
(2人が反応した)
「天音のパパはめーちゃですよ」
「天音のママは僕~♪シグマくんは?」
「しくまは、おにいちゃん」
ずぎゅん
「しくま、今からしくまに改名します」
「それでは天音、ママのお部屋に行きましょうか」
ひょい
「だから~ドスくんの部屋はだめ!」
(また言い争い開始)
「しくま」
ひょい
「なんだい天音(軽い)」
むに
「しくま、えらいえらい」
「ふぇっ」
「しくま、がんばりやさん。」
「もしかして、記憶が浮かんだ?」
「···浮かぶ前に」
ひょい
パタン
「全くドスくんは手が早い」
「小さい天音···」
変わらないな