第81章 クッキー シグマくん
トスッ
「おまたせしました!」
「····焼き菓子」
「好きなんですね」
「えっ!」
にこ
「凄く嬉しそうですから。クッキーを焼いてみんなが笑顔になれるだけで私は嬉しいです
また来てくださいね!」
「~~····っ///ま··」
「うん?」
パサッ
「私はシグマ。魔族のフョードル・ドストエフスキーと同じ種族でありカジノ支配人です」
それがシグマさんとの出会いであった
その日から、シグマさんと良く話をするようになった
「あの···」
「はい!」
「今更で申し訳ないですが···貴女のお名前を··」
「あっ··すみません!私は天音、小吹天音と言います」
「小吹、さん」
「シグマさん」
「はい」
「天音でいいですよ!みんなそう呼んでますから」
「は、はい!天音」