第80章 えらいこっちゃ 樋口さん
ふんす
「天音とのツーショット撮れた」
「何自慢してやがる!」
「まぁまぁふたりとも」
(何で中也さんに自慢を···まぁ喜んでるからよかった)
(紅葉に見せてあげないと、新刊出来る。)
ーーーーー···
プルルル··プルルル···ガチャ
『はい、樋口です』
「お疲れ様です樋口さん!」
『どうしましたか天音さん!』
「いえ、原稿の進展はどうなったかな?と思いまして」
『天音さん···進んでますよ!天音さんから頂いた写真最高じゃないですか!!!!』
「よかったよかった(凄い元気だな)」
『でも天音さん気をつけてくださいね』
「へっ?」
『あのおふた方は油断や隙がないと····』
たらり
「確かに、みんなみたいに安らかな場所にいませんからね···でも」
プッ
「あぁ···尊い」
『でもふたりでいる時は普段見せない顔が見れますよ、見た目は綺麗で整ってるのに···2人になると幼子』