第3章 ちぐはぐ
楽屋についたときには、もうすでにおおちゃんと松潤が声をかけていた所だった
出遅れた…
あんまり心配を出すのも気を使ってしまいそうで、いつもどおりに過ごそうとしたけど…
カバンの中にこの前喉がイガイガしたときに買ったあめがあったのを思い出す
「翔ちゃん。俺あめ持ってるんだ〜。はい、どうぞ🎶」
明るいトーンを心がけ、翔ちゃんにあめを手渡した
なんだか顔が赤くなった気がする…
熱上がってるのかな?
何も言わずに少し顔を覗き込んだ
あ、やべ
大きな目をパチクリしてる翔ちゃん
俺は踵を返して、ドサっと俺の席に座った
俺がみんなみたいだったらなぁ…
おおちゃんは癒しのオーラを出していて、隣にいるとなんだか甘い匂いがするし、
いつ話を振っても、いつも予想以上に面白い返しをしてくれる
翔ちゃんがオンでもオフでもいつも頼るのはおおちゃんで2人には見えない絆があるみたいだ