第2章 トキメキ
そんなこと気にならない相葉くんは仕事の話をして盛り上がる。
嫌だった仕事、いろいろあった。
それでも、智くんの言葉を胸にみんな一生懸命やってきた
そんなこと考えながら話してると次第に鼓動も落ち着いてきた
最初に案内されたのは、なんと採れたての貝が食べられるところ!
俺言ってなかったけど貝が一番好きなんだよねー。
怖い話で少し下がったテンションがみるみる上がっていく
なんで貝なんだろうとちょっと考えながら、でも嬉しくて感動していると
「あのね、テレビで押してるとかじゃなく、14年も15年も一緒にいるから大体わかるわけですよ。で、一番好きなの、俺、翔ちゃん貝だな?って。ずっと思ってたから、まず旅の始まりは貝です。」
ストレートな言葉、いつのまにか知っていた…いや、理解していた俺の好物。
やばいやばいやばい
これがトキメクってこと?
この企画があったからかもしれないけど、ずっと何が好きか考えてくれてたんだな
「ちょっと、今、キュンキュンしてる」
思わず口をついて出てしまった。でもそれくらい本当にうれしかった。
「うめぇーーー!!」
いつもと一味違う相葉くんに、相葉くんの彼女は幸せなんだろうなと思いながら腹一杯貝を堪能した。
「こんなの?」
「はじめて!」
これがこの旅の合言葉になった