第6章 メロディー
「元AMARE、イチャイチャするな」
『はーい』
相澤先生に注意されて、奏は可愛い返事をした。
「ああ、奏。大好き、本当に愛しい」
『出久、私もだよ!だけど、抑えて……』
僕はまた愛しさが故に抱き締めていた。
「緑谷、お前ヤベェな」
「でしょ?僕は彼女が居れば生きていられるから」
焦凍に口出されてしまった。
本当に僕って、奏のことになると抑え切れない。
「これから文化祭の出し物を決めてもらわなければならない。緑谷と前原は歌うんだろ?」
『はい!』
彼女は返事をして、僕の顔を見た。
「はい!復活しよう、AMARE!」
『うん!』
そして、僕は彼女の唇を奪った。