【ONE PIECE】トラファルガー・ローに愛されて。
第1章 淡い。
『ねぇ、目つきの悪いお兄さん、』
「ローでいいって言ってるだろう…」
『船長さんに…私のこと何て言うの?』
「…バカ。船長は俺だ」
(え………?!)
なんだよその目は…。
驚きを隠せなかった。
この、不健康そうな、隈のある強引な男が船長…?
マジか……、と彼をまじまじと見つめていると、停泊している船があった。
何人かの船員が、彼を船員!、と呼んでいるのを聞き、事実なんだと信じた。
「船長…、その子が?」
「あぁ。この島で海賊狩りしてた【魔女】だよ」
『下ろせーっ!! 海に突き落とすよ!!』
「黙ってろ、泣き虫女」
『…………何っ!?』
((船長と互角に話してるっ!!))
─私を救い出した人─