第1章 ほろ酔い気分でいただきます
お「いやー、今日は勝ちまくりでやっばいわー!もう、キミが選んだお馬さん一位とか今夜は最高!!」
上機嫌でジョッキのビールをグビグビ飲むおそ松
「ふふ、それは良かったね。でも、あたし競馬なんて初めてだったからシステムとか分からないのによく選ばせたねー」
事の発端は、偶然おそ松くんと会って何故か競馬に付き合わされたのだ
ギャンブル事なんて一回もやった事ないのに、どの馬がいいか決めてなんて言われるものだから、仕方なく目に留まった馬を選んだのだが
その馬がまさかの一位になり、おそ松くんはがっぽり稼げたらしい
お「ほんと、キミがいてくれてラッキーだったよー♪
あ、好きなものどんどん食べていいからねー!俺の奢りだから!」
「あはは…あ、ありがとう」
そういって、追加のカシスオレンジを頼んだ
〜*〜*〜*〜
お「おーーい?○○ちゃん?」
「んー……えへへ…」
お「あー、こりゃあ完全に酔ってんなー」
さほどお酒に強い訳じゃないのに、おつまみとおそ松のお喋りで気がつけばそこそこ飲んでしまっていた
「えへへ、ふふっ…あーたのしーねー♪おそ松くん♪」
完全に出来上がっている○○
頬は真っ赤に、口元は緩みっぱなし
なんなら、頭からお花が飛んでいるようだ
お「とりあえず、お水飲んどきな?」
ほれとグラスを渡すも…
「…やっ」
そっぽ向いて受け取らない飲まない○○
お「いやいや、可愛く言ってもだーめ。後で辛くなってもお兄ちゃん知らねーよ?」
いくら説得しても やっ の一点張り
お(ったく、どーすっかな…あ。)
イイコト を思い付いたおそ松は会計を済ませ店を後にした