第8章 空から落ちてきた天使(2)
雅「翔ちゃん!何で解ったの!?」
どう考えても(和に言ったら「雅紀兄さんが考えてもねー…」って言われた…(涙))解らなかった俺は、翔ちゃんに聞いてみる事にした
だって殺し屋だよ!?
そんなの普通に考えたら身近によくある事じゃないのに、何で翔ちゃんはそんな事解る訳!?
翔「…何が?」
あ…俺自分の頭で思った事、口に出して言ってなかった…
俺は今思った事をそのまま翔ちゃんに伝えた
翔「あー…その事か…確かに殺し屋って言ったけど、ただの可能性だから、そうとは限らないよ」
雅「でも何で解ったの?潤が感じた人が危ない人物だって…ただ気配を消してたってだけで、俺は全然解らなかったよ?」
翔「前に話しただろ?潤は背後に立たれると気配で直ぐ気付くって…」
そういえばそんな事前に言ってたけど…
雅「でも今回は背後じゃないよ?それに離れてたし、気配を消してたってだけで危険人物ってなるのは…」
翔「気配は…って言っただろ?それとは別に危険な気配は肌で感じるのか、敏感に察知してたよ。そんな気配は感じるのに消してたって事は、相手はそれを隠さないといけないプロだって思ったんだよ」
なるほど…そうだったんだ…
翔「雅紀…」
雅「ん?…んっ…」
翔ちゃんに声を掛けられ顔を向けると、突然キスされていた
翔「…良かった…雅紀が無事で…雅紀にまた何かあったらって思うと…」
雅「翔…ちゃん…」
そう言って目を潤ませてる翔ちゃんに愛しさが込み上げ、今度は俺から翔ちゃんに口付けた…
翔「…ふっ…んんっ…」
雅「翔ちゃん…良い?」
翔「…うん…」
俺は翔ちゃんの身体をそのまま押し倒し…
「ふぎゃーーーっ!」
…ってたら泣かれてしまった…(涙)