第7章 空から落ちてきた天使(1)
翔「…何か手慣れてるなー…智くん…」
智「そっか?まあ…和也の世話もしてたしなー…オムツ替えた事はないけど、あやす位はな。俺より雅紀の方が手慣れてるぞ」
翌日、朝起きてから皆が赤ちゃんの世話を手伝ってくれていた
潤「ホントだね…オムツ替えるのも早かったし、ミルク作るのも…何で?」
雅「昔、父ちゃんの友達の病院に行った時、そこの産婦人科によく遊びに行ってて、その時教えてもらったんだ」
和「全く病院側の迷惑も考えずにね」
…いいじゃん…今役に立ってるんだから…
俺はミルクを飲ませて背中を擦っていた
雅「んー…お腹いっぱいだねー…」
「…おい…その子供はお前の子か?雅紀…」
雅「ぶっ!お、岡田くんいきなり来て何言ってんの!?」
突然岡田くんが俺の後ろからとんでもない事を言ってきた…
岡「いやー…あんまりにも馴染んでたからなー…で、母親は誰だ?翔か?」
翔「なな、何言ってるんですか!そんな訳ないじゃないですかっ!」
岡「良いじゃないか、大ちゃんだって松岡さんと結婚したんだから、お前らだって…」
智「ま、待て岡っち!何でそれを…!」
すると岡田くんはニヤニヤしながら
岡「そんなもん見せつけられれば…な」
と、智兄の指にはめてる指輪を指差していた
…さすが刑事…見るとこ見てるな…
和「岡田くん…今日来たのって…」
岡「おっとそうだった。昨日大ちゃんから連絡があった件だけど、家族からの連絡は今の所入ってないらしい…」
雅「…そっか…」
まさか…本当にこの子は…