第6章 貴方とウェディングベルを
~智side~
雅「それは松兄が悪いっ!」
俺が1日中部屋に籠ったままだったのを気にして、雅紀と翔くんが様子を見に来てくれていた
翔くんから「良かったら相談にのるよ?」って言ってもらい、昨日の出来事を話したら…
智「そう思うか?」
雅「思う思う!大体松兄は翔ちゃんを連れて行き過ぎだよ!俺何回も抗議したのに!そりゃあ翔ちゃんが可愛いから気持ちは解るけど…むぐっ!」
翔「…お前煩い…」
雅紀があんまり騒ぐから、翔くんに口を押さえつけられていた…
…この話をしたら雅紀は絶対否定しないと思った…
翔「で、勢いで俺と付き合えって言ったんだね」
智「…うん…」
雅「それはダメっ!絶対むり…あいたっ!」
翔「だからお前は煩いって!少し黙ってろ!」
今度は持ってきたコーヒーを乗せたお盆で殴られた…
最近の翔くん、結構過激だな…
翔「智くん…何で松岡さんが俺を連れていくと思う?」
智「え?何でって…翔くんが綺麗だから…」
翔「違うよ。松岡さんはね智くんを他の男に見せたくないだけなんだよ」
智「…え?」
な、何だそれ…
翔「松岡さん良く言ってるんだ。『智が女装したら変な虫が寄ってくるから、外になんか連れ出せるか』って。愛されてるんだよ、智くんは」
雅「だからそれ俺だって同じ…ブッ!」
翔「もう解ったからホントに黙ってろ」
…翔くん…クッションで思い切り顔面を押さえ付けたら雅紀死ぬぞ?
そんな時、翔くんの携帯がなりそれを見た翔くんが突然
翔「…よし、智くん行こうか」
智「…え?」
い、行くって何処に?