第6章 貴方とウェディングベルを
~潤side~
翌日、俺と和とで松岡さんのマンションに来ていた
<ピンポーン>
松「はい…何だお前らか…まあ、入れよ」
潤「はい、おじゃまします」
和「ホテルに行ったら今日は休みだって聞いたので」
松「…どうせ智から聞いて来たんだろ?お前ら…」
潤「いえ…何も」
松「…え?」
俺がそう答えると、松岡さんは少し驚いた顔をしていた
潤「智兄さん、昨日からずっと塞ぎ込んでて部屋から出て来ないんです…」
和「だから松兄から事情を聞きに来たって事です」
松岡さん…ケンカしたってやっぱり智兄さんの事心配なんだな…
それから松岡さんは昨日の出来事を話し出してくれた
潤「…そういう事だったんですね…」
松「ああ、正直俺も大人げなかったけどな…」
和「そうですね」
…和…はっきり言うな…
松「でも全然解んねーよ、智の気持ち…何であそこであんな事言ったのか…」
潤「智兄さん、寂しかったんだと思います…ここ最近松岡さんと智兄さん、仕事仕事であまり会えなかったみたいだし…」
和「あと、嫉妬してたと思いますよ?」
松「嫉妬?」
和「だって松兄、翔兄さんばかり連れて歩いてましたからね」
松「それは…」
潤「智兄さんを他の男に見せたくなかった…でしょ?」
俺がそう言うと、松岡さんは顔を少し赤くしていた
あ…松岡さんでもこんな表情するんだ…
潤「俺もそうですから」
和を他の男になんて見せたくないもんな
和「そこで松兄、提案なんですけど…」
松「…ん?」