第6章 貴方とウェディングベルを
智「…あのさ…俺男なんだけど…」
近「そんなの見りゃ解る。けど、あんた可愛い顔してるから、ちょっと変装すればバレやしないだろ」
…バレた時恥かくの俺なんだけど…
近「良いだろ?男同士なら何の問題もないし…女紹介してくれないなら、それしかないだろ」
翔「冗談じゃねー!とっとと…!」
智「…解りました…お受けします…」
翔「さ、智くん!?」
俺が依頼を受けると、翔くんは信じられないといった顔をしていた
近「おっ、さっすが所長さん♪話が解るねー」
智「但し、俺はその女性と会うだけ。フォローはしっかり自分でする事。あと、女性を紹介するって話は最初に話した通り、うちではお受け出来ません。良いですね?」
近「解った解った。いやー助かるよ所長さん。そこの美人だけど睨んでるだけの下っ端とは違うねー」
…こっちは下手にでて話してるんだから、煽るような事言わないでくれよ…
その後依頼者は上機嫌で帰っていった
翔「智くん!何であんな依頼受けたの!?あんな最低男がどうなろうと関係ないじゃない!寧ろ一度痛い目にあった方が…!」
智「まあ…俺もそう思ったんだけど、男の俺でも良いんなら受けても良いかと思ってさ…」
翔「危ないって!智くん!」
智「何で危ないんだよ。大丈夫だって」
俺がそう言うのに、翔くんは当日まで反対していた