第51章 同じ屋根の下
翌日、じいちゃんからの指示通りに、皆で本邸に帰ってきた
雅「智兄は解るけど、何で俺らも?」
潤「俺と和はもう大野じゃないのにね…」
皆が困惑したまま、じいちゃんが待ってる応接間に入ると、そこにはばあちゃんも待っていた
祖母「皆、おかえりなさい」
雅「じいちゃん、ばあちゃん、ただいまー!」
翔「ご無沙汰してます」
和「お爺さん、お婆さんも…お元気そうで」
潤「これ、宜しければ…」
祖母「あら、もしかして潤さんの手作り?嬉しいわー…」
皆でワイワイ騒いでいたら
会長「…そこに掛けなさい…」
…あ…じいちゃんが居たんだった…
慌てて皆してソファーに腰掛け思わず畏まっていると…
祖母「あらあら…そんなに畏まらなくても良いのに…お爺さんたら、相手されなかったからってヤキモチ妬いて」
会長「・・・」
じいちゃん…ヤキモチ妬いたのか?
智「あの…じいちゃん話って…?」
会長「…今後のお前達の進退についてだ…智、今お前が手掛けてる便利屋を大野グループ傘下に入れて、全ての事業を雅紀に任せろ」
智・雅「…へ?」
ま、雅紀に任せる…?
和「確かに智兄さんには今後、便利屋まで手が回りませんよね…」
会長「雅紀一人では手が回るまい…人員は新たに雇用すれば良い…それは智と相談して決めろ」
雅「う…うん…」
…え…?ちょっと待て…
雅紀一人では…って…翔くんもいるのに…?