第51章 同じ屋根の下
智「じ、じいちゃん…しょ…」
するとじいちゃんは、俺の言葉を遮るように広野に指示を出していた
その広野は俺達の前に1通の書類を差し出してきた
俺達…というより…
広「潤様…どうぞ」
潤「え?」
潤は広野からその書類を受け取り、それを見て
潤「…『新規レストラン開業に伴う企画原案』…?」
会長「そのレストランのオーナーをお前に任せる」
翔・潤「えっ!?」
潤をレストランオーナーに…じいちゃん…潤の事も考えてくれてたのか…
会長「場所は今の喫茶店横に空き地があったはずだ…そこを買い取る様、進めている…広さ的にも申し分無いと広野から報告を受けている…」
潤「か…会長…」
会長「それから和也」
和「はい」
潤「…お前にも潤と共にそのレストラン経営を任せる…」
それって…じいちゃん潤と和也の中を正式に認める…って事か…
和「…はい…畏まりました…」
潤「会長…ありがとうございます…」
良かった…これで全て…
…じゃない!
雅「じいちゃん翔ちゃんは!?」
まさか櫻井に戻すっていうんじゃ…!
会長「翔は智…お前の専属秘書にする…それは本人たっての希望だ」
智「えっ!?」
し、翔くんが俺の秘書…!?
翔「前々から会長にお願いしてたんだ…智くんか和也が大野グループを継ぐ時、俺を秘書として配置して欲しいって」
た…確かに翔くんが一緒なら心強いけど…
…なんか翔くん厳しそう…