• テキストサイズ

同じ屋根の下で【気象系BL】

第50章 秋の風物詩開催!


‹パーーーン›

俺と翔くんが戻った時、ピストルの音が聞こえ振り向くと、和也がスタートしていた

…まあ…和也は舞台俳優だから、この声援は解るんだが…

男の声も混ざってる気が…

翔「うーん…潤の機嫌が悪いの、ここからでも解るな…」

雅「まあ…しょうがないけどね…和、男からも人気高いし…」

…翔くんじゃないから言える事だよな…お前…

そうこうしてる間に和也も紙を取り、それを見て暫くして潤と同じくこっちに走ってきた

和「雅紀兄さん!来て下さい!」

雅「えっ?お、俺?」

和也に呼ばれ雅紀が出た途端、落胆の声がチラホラ聞こえ…

和「行きますよ!」

和也と手を繋いで走り出したら…

「きゃーーーッ!!」

…やっぱり悲鳴が轟いた…

2人も一着でゴールし、マイクを持ったスタッフが近付いて

「書かれてた内容の確認よろしいですか?何て書かれてます?」

そう言われて和也は持っていた紙をかざし

和「『煙より高い所が好きな人』ですね。もうこれを見た途端、家の兄しか思い浮かばなくて…」

そう言うと、会場から笑い声が溢れていた

だが、そう言われた当の本人はキョトンとした顔をして

雅「…?確かに高い所嫌いじゃないけど…煙が何?」

…その雅紀の発言にまた爆笑が起き、中には「可愛いー」って声も聞こえた

翔「…事実は知らせない方が良いのかな…」

智「いや…手遅れだろ…ほら」

和也が何やらさっきの紙に書いて雅紀に渡し、それを見た雅紀は

雅「…『煙より高い所が好きな人=馬鹿』…って…和ちゃん公然の面前で堂々と酷いっ(涙)」

…やっと気付いたか…

/ 465ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp