第47章 嫉妬
その後、食べ終わってから翔ちゃんが
翔「俺、ちょっと書店に行ってくる」
そう言って立ち上がった
お、翔ちゃんと久しぶりに2人きりで行動出来る!
雅「翔ちゃ…」
潤「あ、じゃあ俺も夕飯の買い物に行くから、一緒に行こうよ」
翔「ああ、良いよ」
翔ちゃんは俺の事に気付くことなく、潤と話をしながら楽しそうに出ていった
雅「はあーーー…」
和「…鬱陶しいですねー…雅紀兄さん…何ですか?その盛大なため息は」
雅「だってさ…最近の翔ちゃんと潤、やけにベッタリじゃない?俺が入る隙がないっていうか…」
智「まあ…確かにそうかもな…」
雅「和とか気にならない?」
和「別に?だって夜は私と一緒にいてくれますし、潤の気持を考えたら見守ってあげたいって思いますが…」
…凄いな…和…
智「そういえば前に聞いた事あったな…昔の潤は甘えん坊で、よく翔くんの後をついてまわってたって」
それって、今の潤と変わんないじゃん…
和「それだけ嬉しいんですよ潤は…」
智「お前らと一緒だよ」
雅・和「は?」
智「お前らもだろ。昔は雅紀の後を和也が『雅にぃー』って着いてってたじゃないか」
えっ?そ、そういえば何時も和が後ろにいた記憶が…
和「そ…そんな子供の頃の事なんて知りませんよ!」
雅「…はあー…その時の可愛い和は何処行ったんだろ…」
智「うわー…雅紀、お前怖いもの知らずだな…」
…その後の俺の記憶は全くなく、気が付いたら驚いた顔をした翔ちゃんが目の前にいた…