第47章 嫉妬
その日の夜、潤は和が自分の部屋に呼ぶと言っていた
俺があんまりにも煩いから…って言ってたけど、実際は自分が潤といたいだけだよな…(これ以上言うと、俺殺されそうだから黙ってるけど…)
‹コンコン›
翔「はい」
雅「翔ちゃん…俺だけど…今良い?」
翔「雅紀?良いよ」
翔ちゃんの許可をもらって部屋に入ると、今日買ってきた本らしき物を読んでいた…(チラ…と見えたけど、何書いてるのかサッパリ解らなかった…)
翔「何?どうかした?」
…しまった…それらしい要件、何にも考えてなかった…
雅「えーっと…その…き、今日はいい天気で良かったね!」
翔「え?う、うん…そうだな…」
うわーっ!俺何言ってんだよーっ!
どうしよう!何か言わないと…!
1人ワタワタと焦っていたら
翔「なあ、雅紀…明日何か予定ある?」
雅「明日?別にないけど…」
翔「じゃあさ、俺と水族館に行かないか?」
雅「えっ?す、水族館?」
翔「うん、実はさっき書店に行ったらくじ引きやってて、水族館のペアチケットが当たったんだ」
そ…それって…デートのお誘い…?
雅「い、良いの?潤は?」
翔「潤は、どうせなら和也と行きたいって言ってたし、俺も雅紀と行きたいから…だ…ダメかな…」
そう言って翔ちゃんはホンノリ顔を赤くして照れてる様だった
雅「だ、ダメじゃないよ!俺も翔ちゃんと行きたい!」
翔「良かった…じゃあ明日な」
イ…イヤッターッ!
翔ちゃんと久しぶりにデートだ!