第39章 番外編~記憶がなくても…貴方に会いたい~
小嶋先生が言った事…気にはなるけど…
翔「俺が気にしても仕方ないよな…」
それに、いつまでもここで甘えてもいられない…
そんな事を考えていたら…
<パタパタパタ>
廊下を走ってくる音が聞こえ
<バターン!>
思い切りドアが開いたと思ったら
遥「海人ーーーっ!」
遥が勢いよく入ってきた
翔「…遥…ど、どうしたの?そんなに慌てて…」
遥「どうしたもこうしたもないわよ!今、甲斐のおじちゃんが来て、海人にちょうど良い部屋があるって言って来たわよ!どういう事!?」
翔「ああ…いつまでも要らぬ世話をかける訳にいかないと思って、何処か借りられる部屋がないか聞いて…」
遥「要らぬ世話なんかじゃないわよ!あたしは海人に居て欲しいの!」
翔「遥…」
こんな得たいの知れない俺の為に…
ホントに優しいな…ここの島の人は…
将「遥の言う通りだぞ?そんな気遣いしなくても、好きなだけここに居ればいい…どうせ部屋は空いてるんだから」
翔「…先生…遥…ありが…」
「海人ー!引っ越し手伝ってあげるー」
話をしてる途中で、さっき開き部屋の話を持ってきてくれた甲斐さんの娘さんが来た
…もしかして開き部屋って甲斐さんの所…?
「ねー海人、荷物は?家ならいつでも…」
遥「海人は行かないわよ!ほら帰って帰って!」
「えー!?何よ遥ー!」
将「おーおー…モテる男は辛いなー海人」
翔「…は?」
…え?どういう事?