第39章 番外編~記憶がなくても…貴方に会いたい~
それから約2ヶ月が過ぎ、俺はようやくベッドから起きて動くことが出来た…
けど俺の足は…
遥「焦ったって仕方ないわよ…」
翔「…ん…」
事故の後遺症から、自分の足で動くことが出来なかった…
将「全く動かなくなる訳じゃないぞ。とりあえずは筋力をつけて、それからリハビリしていけば、歩けるようにはなるさ…ただ、運動が出来るまでとはいかないだろうがな」
翔「…そう…ですか…」
記憶がないから解らないけど、俺アスリートじゃない…よな…
遥「そうと解れば海人!早速お昼を食べましょ!」
翔「…何で早速…?」
遥「だってリハビリ出来るようになるには体力つけなきゃ!でしょ?」
翔「…だね」
…ホントに元気で明るいな…遥は…
…に似てる…
翔「…え?」
将「どうした?」
翔「あ、いえ…」
今…誰に似てると思った…?
将「そういえば何か解ったか?お前が事故に遭った時の事…」
翔「…いえ…まだ…」
将「…そうか…」
あれからずっと調べてた…
事故の事…
海上で激しい爆発音があったという事は、何処かで大きな事故か何かがあったハズなのに、何処にもそんな記録がない…
…それに、もしかすると俺の家族が探してないかと思ったが…
将「そんなに気落ちするな。今ちょっと気になる事があって調べてるから、その内何か解るさ」
翔「…気になる事…?」
将「ああ…ちょっとな…」
・・・?