第33章 commit a fault(1)
それから暫くしてお開きになり、ホテルの会場を後にした
「よーし!これから二次会に行くぞー!」
「おい林田、二次会場も押さえてるのか?」
圭人「その辺に抜かりはない!」
ホント、そういう所は昔から変わらないよな圭人は…(雅紀兄さんにそっくりだ)
圭人「女子も行くだろー?」
「もちろん行くわよ」
「松本くん、行きましょ」
潤「あ、ごめん。俺は帰るよ」
「えーーー!?」
…いや…そんなに驚かなくても…
圭人「あ、潤は最初から二次会には行かないって聞いてるぞ」
「林田!何で早く言わないのよ!」
「なら私達も行かないのに!」
圭人「そう言うと思ったから言わなかったんだよ!」
だから俺をだしに使うなって!
「どうしてもダメなの?松本くん」
潤「俺、明日の仕込みがあるから、早く帰らないと…」
「えー…」
そんな思い切り落胆されてもな…何か俺が悪いことしてるみたいじゃないか…
潤「じゃあ、今日は楽しかったよ」
「松本またなー!」
「翔先輩にくれぐれも宜しくなー!」
…何でそこで翔兄さんが出てくるんだ?
皆と別れて、俺はそのまま歩いて帰っていたら
「松本くん待ってー!」
潤「え?」
後ろから声をかけられ振り向くと、俺に向かって走って来ている人がいた
あれは確か2年、3年の時同じクラスだった…
潤「えー…っと…守屋さん?どうかした?」
守「私も帰るから一緒に帰らない?」
潤「え?良いけど…」
…俺、この人の家知らないぞ?