第32章 年の始めに
その後、どうにかこうにか賽銭箱の前まで進む事が出来た
雅「はあー…やっと着いたー…」
潤「翔兄さん、足大丈夫?」
翔「何とか…けど俺もだけど、智くん大丈夫?かなり疲れてる様だけど…」
智「…様じゃない…疲れてる…」
和「智兄さん小柄だし、もう年ですしね」
…小柄はともかく年とか言うな!←言ってる本人と身長が変わらない事に気付いてない
雅「ねえ、お賽銭っていくら入れたら良いのかな?やっぱり5円?」
智「金額が多い方が良いんじゃないか?」
雅「そっか…なら500円とか?それともお札?」
潤「あ、500円は止めた方が良いよ。前に聞いたけど、500円玉は『これ以上硬貨(効果)がない』って事で良くないみたい」
和「それから金額は高くても、あまり変わりはない様ですよ?」
へえー…そうなんだ…知らなかった…
智「なら、いくらが良いんだ?」
和「そうですね…5円は『ご縁がある』ですけど、他には25円なら『二重にご縁がある』とか…」
翔「俺前に、125円で『十二分にご縁がある』って聞いた事あるよ」
雅「へえー…じゃあ特に決まりはないんだね」
潤「ねえ、とりあえず後が支えてるから急がないと。後ろの人に迷惑だよ」
おっと、いけねえ
俺達は銘々に賽銭箱にお金を入れて参拝を済ませ、人混みから抜け出した
雅「ねえねえ!向こうに屋台が並んでたよ!行ってみない?」
翔「お、良いな」
潤「その前におみくじ買わない?」
智「そうだな」
和「なら、こっちですね」
なんか祭りみたいで楽しいな