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同じ屋根の下で【気象系BL】

第32章 年の始めに


とりあえず、俺達も初詣に行こうという事になり、皆で近くの神社に向かった

雅「うわー…凄い人…」

潤「そういえば、長澤さん達はどこに行ったんだろ」

和「ヤスさんの実家に行ってから、その近くにある寺院に行くって」

智「しかし、何も皆して今日来なくてもなー…」

翔「仕方ないよ、初詣なんだから」

…それで片付けられると何も言えねーな…

潤「とにかく進まないと…」

翔「だな。ここで立ち止まってたら迷惑になるよ」

はあー…俺人混み苦手なんだよなー…

でも折角来たんだからと、人混みに紛れて前に進んでいたら突然…

翔「ひやっ!?」

和「翔兄さん?」

潤「どうかした?翔兄さん」

翔くんが妙な声を出して

翔「おいこら雅紀!お前こんな所で止めろよ!」

何故か雅紀を睨みながら小声で話していた

雅「止めろ…って…何が?」

翔「何がじゃない!今俺のお尻を触ってるだろ!」

…こいつ…人混みに紛れて何やってんだ

智「おい雅…」

何時もの如く注意しようとしたら

雅「…俺の手ここ」

翔「…へ?」

そう言って両手を顔の横に上げていた

翔「え…じ、じゃあ誰が…」

翔くんの声に俺達が一斉に後ろを振り向くと

「…あ…」

見ず知らずの男がいて、手元を見ると翔くんのお尻に行っていた

雅「こ、この野郎!翔ちゃんに何やってるんだ!」

「ひっ…!」

雅紀の気迫に押されたのか、男は顔色を変えて逃げていった

雅「待て…!」

翔「い、良いよ雅紀…騒ぎを聞いて周りの人が何事かと見てるから…」

雅「…ごめんね翔ちゃん、気がつかなくて…」

翔「俺こそ…疑ってごめん…」

こういう行動こそ自重しないと目立つだろっ!(言っても聞きゃしないけど…)

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