第30章 例え茨の道でも
一瞬、潤くんが抱き付いてきてると思ったけど
「…久しぶりだな…和也」
和「…えっ…」
この声…まさか…
俺は確認の為にゆっくり後ろを振り向いた
するとそこには
和「斗…真…く…」
あの生田斗真くんがいた
斗「会いたかったぜ和也…」
ヤバい!今翔兄さんが部屋にいるのに!
翔兄さんが斗真くんに出会って、この間のような事があると、今度は翔兄さんに危害が…!
和「と、斗真くん今日は帰って下さい。何か用事があるなら後日また…」
斗「…俺に帰れだと…?」
穏便に済ませようと思ったのに、何故か斗真くんは俺の腕を掴みリビングに連れていかれた
そして乱暴にソファーに身体を投げられ、俺の身体の上に覆い被さってきた
和「…っ…」
斗「お前に会いに来るだけに理由がいるのか?」
和「えっ…んんっ…!」
突然斗真くんから身体を押さえつけられ、口付けられてしまった
や…やだっ!なんで急にこんな事…!
何とか逃げようと身体を動かしていたら、右腕だけが動くようになったので、斗真くんの胸を叩いた
けど斗真くんは止める処か、俺の上着の裾から手を入れて胸を擦ってきた
和「ふっ…んっ!」
斗「相変わらず可愛い反応するな…」
和「あっ…止め…」
斗真くんはそのままスルスルと降りていき、俺の胸の突起を口に含んできた
和「あっ…ああっ…」
一瞬そのまま流されそうになった時
和「…えっ…」
俺の視界に翔兄さんが見えた…