第28章 思わぬ贈り物?
あれから3ヶ月後、翔ちゃんから
翔「…妊娠した…」
…って聞いた
その時の俺は驚きと嬉しさから大騒ぎをして和から思い切り怒られた…
そして今翔ちゃんは病院の分娩室に入っている
和「ちょっと雅紀兄さん…動物園の熊じゃないんですから、ウロウロしないで下さい。うっとおしい…」
だって仕方ないじゃないか…心配なんだから…
潤「大丈夫だよ、ちゃんと出産予定日通りに陣痛もきたし…」
智「そんなに心配なら、何で出産に立ち会わなかったんだよ…」
…本当なら俺も翔ちゃんの側にいたかったけど…
雅「…情けない話、翔ちゃんが辛そうにするの見たくなかったし、翔ちゃんも恥ずかしいから立ち会わなくて良いって言うから…」
そんな話をしていた矢先
「…オギャアー…」
雅「…えっ?」
微かに赤ちゃんの泣き声が聞こえた
そして分娩室のドアが開き
「大野さん、無事に産まれましたよ」
智「お!産まれた!」
雅「し、翔ちゃんは!?」
「母子共に元気ですよ、どうぞ」
部屋の中に入れてもらい翔ちゃんの側に急ぎ駆け込んだ
翔「…雅紀…」
雅「翔ちゃん…お疲れ様…良かった無事で…」
翔「馬鹿…お前何泣いてんだよ…」
潤「おめでとう、翔兄さん…」
智「よく頑張ったな、翔くん」
翔「ありがとう…子供の顔見てやって…」
翔ちゃんから促されて子供が寝かされているベッドに行くと…
和「あー…可愛いですねー…」
俺はその光景に目を疑った…