第28章 思わぬ贈り物?
雅「えっ…い、五つ子!?」
ベッドには産まれたばかりの赤ちゃんが5人眠っていた
翔「あっごめん、雅紀に言ってなかったっけ…そうなんだよ、5人もいてさー…俺も初めて聞いた時は驚いた」
潤「良いんじゃない?賑やかになって」
智「お前、子供好きだから別に問題ないだろ」
まあ…それもそうだな…
和「男の子が2人に女の子が3人なんですね…ほら雅紀兄さん、こっちの男の子は雅紀兄さんそっくりですよ」
潤「こっちの女の子は翔兄さんに似てるね」
雅「えっ…ほ、ホント?」
そう言われ、俺も子供の顔をよく見てみると…
雅「…気のせいかな…もう1人の男の子は潤に似てる気が…」
あれ?よくよく見ると、他の2人は智兄と和に見える…
な、何で?どういう事???
すると突然智兄が…
智「そりゃそうだ、俺達の子供でもあるんだから」
・・・
雅「はい?」
潤「俺達も子供欲しかったからさ」
和「翔兄さんに頼んだんですよ」
えっ?えっ?て事は…?
雅「まさか…智兄達も翔ちゃんと…せ…せっ…く…」
翔「いやー…皆結構上手くてさー…俺癖になりそう♪」
智「これからは家族10人で仲良くしような、雅紀」
雅「う…嘘だーーーっ!」
翔「うわっ!びっくりしたー…」
雅「あ、あれ?ここ…」
辺りを見回すと、そこは病院ではなく、自宅のリビングだった
翔「気持ち良く寝てると思ったら突然大声出して…夢でも見てたのか?」
え?夢?
俺は目の前にいる翔ちゃんの胸に手を添えた
雅「…な…ない…翔ちゃん、男のまま…」
翔「はあ?お前何訳の解らない事言ってんだ?」
なんだー…夢だったのかー…
…ホッとしたのと同時にちょっと残念…
その時ふと横を見ると、見覚えのある紙袋が目に入った
雅「し、翔ちゃん…もしかしてこれの中身…クッキー…?」
翔「え?そうだけど…何でお前知ってるんだ?今さくらちゃんが持ってきてくれたのに…」
雅「だ、ダメー!このクッキー食べちゃダメーーーっ!」
翔「…は?」
その後さくらちゃんに確認した所、やっぱり永井研究所の人からもらった物だと解り、速攻廃棄した
…まさか予知夢を見るとか思わなかった…