第26章 a mistake(6)
秀「し、翔子ちゃん誤解なんだ!俺は本当に君が…!」
和「えっ!という事は私とは遊びだったのね!」
秀「そ、それは!」
コイツ言い訳ばっかりだな…まあ、お金取ろうと思ったら当然なんだろうけど…
和也…楽しそうだな…
そんな事を繰り返していたら
「…あんたが…弥生を殺したのね…」
秀「…は?」
翔「えっ?」
俺達の後ろから声が聞こえ振り向くと、伊集院さんが怒りに満ちた表情で佇んでいた
智「い、伊集院さんどうしてここに」
伊「私も時々この店に様子を伺いに来てたんです…そうしたら貴方達が入っていくのが見えたのでもしかしてと思って…」
翔「潤、お前気付かなかったのか?」
潤「ごめん、俺達に向けての憎悪じゃなかったから気付かなかった…」
確かにな…
秀「な、なんだよオバサン!俺が誰を殺したって…!」
伊「惚けないで!弥生を騙しておいて…あんたはのうのうと生きてるなんて許せない!」
雅「伊集院さん落ち着いて下さい!」
秀「はあ!?知るかよそんな女の事なんて!俺は今それどころじゃ…!」
その言葉に俺は思わず秀二の胸ぐらを掴み
翔「おい…てめえいい加減にしろよ…俺達からしたら、お前のくだらない言い訳の方がどうでも良いんだよ…」
秀「…えっ…し、翔子ちゃん…?」
突然の事に驚いている秀二の目の前で俺はウィッグを外し
翔「もうお前の茶番に付き合うつもりはない…」
秀「お、男!?」
俺が男だと知ると、秀二は目を見開きかなり驚いた様子だった