第24章 a mistake(4)
桐生さんから何人かピックアップしてもらい、連絡をとってみると、今からでも会ってくれると言ってくれた人がいた
突然の事なのに親切な人だな…と思っていたら…
「キャー!潤くーん!」
「えっ?この人が早苗がいつも言ってた人?ホントにイケメンじゃない!」
「ってか、他の人も皆格好いいっ!」
…うちによく来るお客だった…(ヤバいな…和也の機嫌が…)
翔「あの…電話でもお話したんですが…」
早苗「あ、弥生を騙した男の事よね…ごめんなさい、私達も知らないの…」
友達①「でも私達も弥生には言ってたの。その男絶対ヤバいから止めときなって」
やっぱりか…
和「弥生さんはその男と何処で知り合ったんですか?」
早苗「確か…『ソンスルチプ』ってbarじゃなかったかな?向こうから声をかけてきたって言ってた」
雅「どうする?そこ行ってみる?」
行って確認するのも手だけど…顔が解らないんじゃ…
潤「もしかして、そこの事弥生さんのお母さんには言いました?」
早苗「うん、その後直接行ったけど会えなかったって…」
恐らく場所を転々としてるんだろう…
そうなると、探し出すのは難しいな…
智「なあ…俺思ったんだけど、何で弥生さんが狙われたんだ?」
…え?
雅「何で…って?」
智「いや、だってbarで声かけられたんだろ?手当たり次第声かけた所見られてたら弥生さんだって不審に思うだろうし、そうじゃないなら弥生さんが狙われた訳があるんじゃないかと思ってさ」
そう言われれば…そうだよな…