第17章 知らされた真実…その時貴方は…

潤『ごめん…暫く１人にしてくれないか…』

そう言って潤くんは部屋に籠ってしまった…

智兄さんが声を掛けても出てくる気配がないらしい…

和「うっ…くっ…」

俺も１人部屋に籠り、声を殺して泣き続けた…

あの時の潤くんの顔…

きっと俺の事軽蔑してる…

潤くんに嫌われても良いから側にいたい…

そう思っていたけど…やっぱり辛い…

<コンコン>

雅「和ー、ご飯だぞー」

智「…どうしたんだ？潤といい…何かあったのか？」

…返事もしてないのに入ってきたよ…

和「…何でもありません…すみませんが何も食べなくないので…１人にしてもらえませんか？」

…って言ってるのに、雅紀兄さんはそのまま座り込んでしまった…

雅「あのさ和…１人で悩んだって何も解決しないよ？」

智「こんな時は俺達兄貴を頼ったら？」

和「智兄さん…雅紀兄さん…」

…俺の事気にかけてくれて…

和「…雅紀兄さんに頼るほど、不安な事はありませんよ…」

雅「うっ…図星を突かれて何も言えない…(涙)」

…でも、少しスッキリしたかな…

智「…少しは落ち着いたか？」

和「え？」

智「さっきよりはスッキリした顔してる」

…本当にかなわないな…智兄さんには…

和「…心配かけてすみません…ちょっと潤くんとケンカして…でも大丈夫です。ちゃんと話し合いますから」

智「…そうだな…言葉に出して言えばきっと解り合えるさ…お前と潤の事だから…」

言葉に出して…

智兄さんの言うとおりだ…

潤くんに俺の思いを伝えよう…

例え罵られようと…