第17章 知らされた真実…その時貴方は…
~潤side~
<コンコン>
翔「おーい潤、今良いかー?」
1人部屋に籠っていたら、翔兄さんが訪ねて来ていた
…けど、今は誰とも話をする気にはなれない…
潤「…悪いけど…」
翔「…和也の事で話があるんだけど」
潤「えっ?」
和の事って…
その言葉に俺はドアを開けて翔兄さんを部屋に通した
潤「…翔兄さん…和の事って…」
翔「…聞いたんだろ?アイツから…和也との関係を…」
潤「・・・」
俺が答えられずにいると、翔兄さんは俺のベッドに腰かけて
翔「…どう思った?」
潤「どう…って…嘘だと思った…和に限ってそんな事する訳ないって…けど…」
翔「和也は否定しなかったんだよな…」
潤「翔兄さん…もしかして知ってたの?」
俺が聞くと、翔兄さんは顔を縦に振り
翔「和也から聞いた…お前の事避ける理由を聞きたくて…」
潤「…そう…」
和が俺を避けていたのは…このせいなんだ…
翔「許せないか?和也の事…」
潤「え?」
翔「和也はずっと、お前の事裏切ってしまったって思っていた…お前はどう思った?」
潤「裏切るって…和はきっと、何か訳があってやった事なんだろうから…」
俺がそう言うと、翔兄さんは微笑んで
翔「それが真実だよ」
潤「…え?」
翔「今お前が思ってる事をそのまま和也に言ってやれ…和也もそれを望んでる」
潤「翔兄さん…」
俺が思ってる事をそのまま…
和も望んでる…