第17章 知らされた真実…その時貴方は…
翌週、潤くんは喫茶店を再開させた
久しぶりの再開とあってお客さんの入りは上々で、俺達皆で営業を手伝った
…それが逆に忙しさに拍車をかけたけど…
雅「ふわー…久しぶりに疲れたー…」
智「時間短縮にしても、結局何時もと変わんなかったな…」
翔「潤大丈夫か?初日からこれで…」
潤「俺は大丈夫だけど、智兄さんと雅紀兄さんは大丈夫?この後依頼が入ってるんでしょ?」
そういえば智兄さんと雅紀兄さんは依頼が入ってたな…
雅「翔ちゃんも確か、今日依頼相談があるって言ってなかった?」
翔「ああ、そろそろだから俺も行かなきゃ」
そう言って兄さん達は店を出ていった
潤「和、疲れただろ?休憩にしようか」
和「俺は大丈夫だから、潤くんこそ休んでてよ。後は俺が…」
潤「俺は大丈夫だって。お茶用意してくるから」
もう…人の心配ばかりして…
とりあえずこの辺りの片付けだけでもしておくか…
そう思って動きかけたその時
<カランカラン>
…え?看板変えたのに…
準備中にしたはずなのに、誰かが入ってきたようだった
和「すみません今日は…」
看板に気付かず入ったのかと思い、断りをしようと近付いた時、入ってきた人物を見て目を疑った
「…久しぶりだな…和也…」
和「斗…真…くん…な…んで…」
今一番会いたくない人…
生田斗真くんが立っていた…