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同じ屋根の下で【気象系BL】

第13章 空から落ちてきた天使(7)


雅「和…空は?」

和「空くん?ああ、空くんならご両親の側にいますよ」

両親の側にいる?

それが本当なら空の両親も拉致されてたのか…?

すると和也は突然

和「あれ?ベビーカーはどうしたんですか?」

和也の目の前にあるベビーカーを探しだした

…もしかして、ベビーカーに何かあるのか?

その言動には、さすがに雅紀も何かあると思ったのか

雅「えー!ベビーカー!?あれ壊れてたから邪魔なんで、押し入れの奥に押し込んだよー」

和「何でそんな所に入れるんですか。空くんが使うんですから、さっさと出してください」

そう言いながら2人でリビングを出ていった

その隙に俺はベビーカーをくまなく探すと、底に布が縫い付けられていた

その布を少しだけ外すと、中からUSBが出てきた

…このUSBに何かあるのか…?

俺は急いでパソコンを立ち上げ、そのUSBを差し込みコピーして元に戻した

暫くすると、また廊下から声がしたから、俺はベビーカーから離れ

『ベビーカーにあったUSBはコピーした。これを警察に届けておく。それとこのGPSを付けていけ。後で雅紀と跡を追う』

と書いてGPSと一緒に和也に渡した

和也は軽く頷いた後、GPSをポケットに入れメモ用紙を置いた

和「では、私はこのベビーカーを空くんに返して来ますので」

雅「…和…早く帰ってこいよ…」

和「…ええ…」

そう言って和也は出ていった

…待ってろ…和也…

直ぐに助けに行くからな…

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