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同じ屋根の下で【気象系BL】

第11章 空から落ちてきた天使(5)


病院に着いたら、入り口で松兄が待っててくれた

雅「松兄!潤は!?」

松「まだ手術中だ…翔…大丈夫か?」

翔「俺の事より一体どういう事なんですか!?智くんはVIPルームならセキュリティが万全だから安心だって…なのに何で!?」

雅「翔ちゃん!」

松兄に激しく詰め寄っていた翔ちゃんの身体を押さえると、翔ちゃんは我に返ったらしく

翔「す…すみません…松岡さんのせいではないのに…俺…」

松「…いや…翔の言う通りだ…今回の事はオーナーである俺の責任だ…申し訳ない…」

そう言って松兄は深々と頭を下げてきた

雅「松兄…潤の所に連れていってくれる?」

松「ああ…こっちだ」

松兄の案内で向かった手術室の前には、智兄と岡田くんがいた

雅「え?何で岡田くんが?」

岡「…潤は拳銃で肩と腹部を撃たれていた…和也も行方不明となると、警察が関わって当然だろ…」

智「翔くん…とりあえずここに座って…顔色が悪い…」

智兄に促され、翔ちゃんに座ってもらい俺達はただひたすら手術が終わるのを待っていた…

そしてそれから暫くして

雅「あっ…」

手術が終了したらしく、中から医師が出てきた

医師「ご家族の方は?」

智「はい!先生弟は!?」

医師「とりあえず手術は終了しましたが、非常に危険な状態です…暫く予断を許さない状況ですので…」

翔「そ…んな…」

<ガタッ>

雅「し、翔ちゃん!」

医師の言葉に翔ちゃんはその場に倒れてしまっていた

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