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同じ屋根の下で【気象系BL】

第10章 空から落ちてきた天使(4)


あの後、落ち着いてから俺は空くんのミルクを用意し、その間潤くんが空くんをあやしてくれていた

和「えー…っと…人肌くらいだから、これくらいで良いかな…」

潤「ほーら、高い高いー」

空「きゃっ、きゃっ」

和「潤くーん、ミルク出来たよー」

潤「お、空ミルクできたぞー。お腹空いただろー」

空「あー」

…大丈夫かな…

潤くんから空くんを預り、ちょっと恐る恐るミルクを与えた

すると空くんは嫌がる素振りも見せず、飲んでくれていた

はぁー…良かったー…

潤「何だよ和、そんな安心した顔して」

和「だって俺、赤ちゃんにミルク作った事もあげた事もないんだよ?やっぱり不安だよ」

潤「確かにな、でも似合ってるよ」

…?似合う?

和「…潤くん…似合うって何が?」

潤「そうやってミルク与えてるのが。何か母親みたいだよ和」

和「なっ、何言って…!」

空「ふっ…ふぎゃーーーっ!」

和「えっ!?」

俺が照れて大声を出した事に驚いたのか、空くんが泣き出してしまった

和「あっ!ご、ごめんね空くん!大丈夫だよー」

潤「空ー!ほーら怖くない怖くない」

空「ふみぃー!」

あー、泣き止まないなー…

和「潤くん、俺ちょっとその辺歩いてくるよ」

潤「その辺って、お前見られたら」

和「大丈夫、この階はVIP専用だから一般の人は来れないよ」

俺は空くんを連れて部屋の外に出て、廊下であやしていた

和「大丈夫だよー空くん」

空「ひっ…まんまー…」

…雅紀兄さんが恋しいのかな…

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