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沖矢昴はお兄ちゃん【名探偵コナンR18】

第5章 潜入デート






彼女が謝罪の言葉を口にし、頭を下げていた。
すぐさま頭を上げてもらう。




「貴方に何もなくて良かった…。
今後、僕と出掛けたとして何処か行く時はまず連絡を下さい」




と改めて彼女に伝える。




自分が彼女に特別な感情を抱いてしまったと分かったとして、今すぐどうこう、という話ではない。
むしろ考えなければならない事が増えてしまったのだ。
とりあえずは今は1人の時間が欲しかった。




彼女にこれから予定がある事を告げ、下にタクシーを呼んである事も説明する。
自分が送り届けられないのは心配だが、やる事がある以上仕方がない。



だが、少しだけ、ここで頭を整理してからにしよう。
そう思い、彼女と屋上で別れる。




空を見上げる。


空は雲ひとつない晴天。




なぁ…



お前に会いたいよ




景光





そんな事を考えながら、暫く蒼い空を見つめ続けた。




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