第2章 初対面
『ひっ…あっっ…も、やめ…っ』
それから10分…30分…いや、正確にはそれ程長くはない時間が過ぎた。
イかせない様に調節された愛撫は、まるで拷問の様で時間の経過を狂わせた。
必死に抵抗していた身体も今や、与えられる快感で力を失くしたのか言葉での抵抗しか出来ない。
「いい加減諦めたらどうですか?
身体は正直…愛香さんのココ、ぐちゃぐちゃですよ」
快感を与え続けられたソコは、言わば垂れ流し状態。
お尻の下に小さな水溜りが出来るほど濡れているのだ。
『貴方こそ…も、やめて…っ!』
「…ではお言葉通りやめましょうか…」
『えっ…?』
散々嫌だやめてと言っても止めなかった愛撫をピタリとやめる。
急に止められてしまった愛撫に、中に挿れられたままの指を、動かして、もっとちょうだい、と言わんばかりに中はぎゅうぎゅうと蠢いている。
『なんで…今更やめるなんて…っ…』
口では抵抗していたものの
愛撫された時間が長く彼の上手さもあり、愛香の精神は既にボロボロであった。
身体がイきたいと、早くこの快感の渦から抜け出させてくれてと悲鳴をあげているのが分かった。
『(あぁ…もぅ…何も考えたくない…)』
最後に少しだけ残っていた自分の理性を保つのを諦めた。
そうすれば後悔やら羞恥やら怒りやら色々な感情が無くなり、残るは快感を貪るだけ。
肩の力を抜いた途端、今まで抵抗していた言葉もスルリと出てきた。
『お願い…もう限界なのっ…。
イかせて…昴…お兄ちゃん…っ…』
顔を赤めて涙目の彼女のそんな言葉が、これ程破壊力があったとは…そんな事を思い、一瞬固まる沖矢。
これまで理性を保ち抵抗してきた彼女が遂に堕ちた、そう口角を上げ
「よく出来ました。
ではご褒美を…」
『ひやぁあああっ…!!!』
そう言い、再び秘部に顔を近づけて、膨張した突起に勢いよく吸い付き、同時に中に入ったままの指を激しく動かした。
今までよりも何倍も強い刺激に、一気に絶頂まで上り詰める。
イッた瞬間、頭が真っ白になり意識を失ってしまった。