第2章 日常。
??「うぉ、ハチやん。久々やなぁ」
ロビーの椅子でのんびりと過ごしていると聞き覚えのある関西弁が聞こえてきた。
「あ、すーさん。お久しぶりです。」
椅子から立って頭を下げる。目の前にいるのは先輩であるすーさんこと鈴村健一さんだ。
鈴村「もしかして浅沼くん待ち?」
その質問にはいと言いながら首を縦にふると「ほんま仲ええなぁ(笑)」と返ってきた。
鈴村「そういえば浅沼くん、女性スタッフに囲まれとったで?モテる男はええなぁ」
ニヤニヤしながらそう言うすーさん。
「まぁ、浅にぃはカッコいいですからね。それにすーさんには真綾さんがいるじゃないですか(笑)」
すると「あ…そっか…そうやった…」と項垂れはじめる。
「?どうしました?」
「いや?何でもなんねん…あぁ、浅沼くんこれからやで…」とブツブツと呟き始めた。え、怖い←
浅沼「すーずさん、うちの看板声優に何か用ですか?」
突然、体の重心が後ろへと倒れたので吃驚する。振り替えれば犯人は浅にぃで心なしか顔が怒っているように見える。
「浅にぃ、お疲れ様です。」
そう言って笑えば何時もの優しい顔に戻った。
鈴村「相変わらず過保護やなぁ…大丈夫、別に俺の事務所に~とか言う話はしてへんよ。ハチは皆のハチやもんなぁ」
と、笑いながら私の頭を撫でるすーさん。
あれ、さっきも撫でられたような…
デジャブ…?←