第2章 日常。
「お疲れさまでした」
スタッフ「おつかれさまぁ~」
スタッフの人たちと挨拶しながらアフレコ現場を離れる。
浅沼「お、尊おつかれ」
「!、お疲れ様です浅にぃ」
ボーッとしながら歩いてると突然後ろから声をかけられる。
私の先輩である浅にぃこと浅沼晋太郎さんだ。
因みに事務所の先輩である。
浅沼「今から帰り?」
「はい、特にやることがないのでのんびりすごそうかなと…」
すると「うーん…」と考える仕草をする浅にぃ。…この姿が様になるってこの人何歳だよ←
浅沼「よし!このあと俺打ち合わせだけなんだけどそれ終わったら飯に行こ!」
にぱっと子供のように笑う浅にぃ。
…いや、だから様になってるから止めて欲しい←
この人駄目だ。何をやっても様になってしまう。←←
モヤモヤと一人で考えてると「はい!決まり!」と言って勝手に進め出す浅にぃ。
浅沼「良い子で待ってろよぉ~」
そう言うと私の頭をまるで犬でも撫でるようにわしゃわしゃと撫で回し「じゃ、いってくる!」と元気に去っていった。
…いや、髪の毛ボサボサなんやけど←