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ダイヤのA 短編集 R18

第2章 *倉持洋一 『彼シャツ』


貴方side


幸子と別れ、倉持と御幸の3人で寮に向かう。


「じゃ、俺は沢村たち見てくるから。」

『じゃあねー!』


途中で御幸と別れ、倉持と倉持の部屋に向かう。


「寒くねぇか?」

『すっごい寒い。...くしゅっ。』


さすがにこたえたのか、くしゃみが出る。
あー寒いと言いながら、ムズムズする鼻をすする。


「お前先にシャワー浴びてこい。着替え置いとくから。」

『うん。そうする...。』










一人早足でシャワーに向かうと、誰も居ないことを確認し、そそくさと脱いでシャワーを浴びる。


『あ"〜〜きもぢぃぃ〜〜。』

「聞こえてんぞ〜。ヒャハッ、おっさんかよ。」

『く、倉持!入ってこないでね!!』

「タオルと着替え置いたらすぐ出るわ、バカ!」


ガラガラと外のドアを閉める音が聞こえる。
早く出た方がいいよね。

キュッとシャワーを止めると、倉持が持ってきてくれた脱衣所にあるタオルで体と頭を拭く。


『うーん、やっぱでかいかぁ。』


倉持に借りたTシャツを着てみると、やはりサイズが大きく、ぶかぶかである。

頭をしっかりと拭き、濡れた服を持って外に出る。
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