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今日も今日とて恋をする。【ヒロアカ】【逆ハー】

第3章 雄英体育祭


まるで目の前の人たちが見えていないかのように暴言を吐く爆豪

「そんなことしたって意味ねえから。どけモブ共」

やっ、私の腕つかみながら言わないで~~~!私のこともめっちゃ見られてる!!めっちゃ見られてるから!!!

「噂のA組。どんなもんかと見に来たが、ずいぶんと偉そうだな。
ヒーロー科に在籍する奴はみんなこんななのかい?」


紫の雷をした人が、人の波をかき分けて来た。
彼の言葉に勝己の後ろでブンブン首を振る。

「あぁ?!」

「こういうの見ちゃうと、幻滅するなぁ。
普通科とか他の科って、ヒーロー科落ちたから入ったって奴、結構いんだ。知ってた? そんな俺らにも学校側はチャンスを残してくれてる。体育祭のリザルトによっちゃ、ヒーローか編入も検討してくれるんだって。その逆もまた、しかりらしいよ。」
彼の言葉に、息をのんだ。
つまり、今はヒーロー科に居るけど、体育祭の結果によっちゃ編入するかもしれないって事・・・!!?

「敵情視察?少なくとも俺は、幾らヒーロー科とはいえ、調子乗ってると足下掬っちゃうぞって言う宣戦布告をしに来たつもり。」

なんだ・・・この真っ直ぐした人・・・。かっこいい。


「おうおうおうおうおう!!!隣のB組のもんだけどよお!!ヴィランと戦ったっつーから話聞こうと思ったのによお!!えらく調子ずいちゃってんなあ!!おい!!」

そう言って怒鳴る声に目もくれず、勝己くんは私の手を引いて歩き出す。

『ちょっ、』
「おい!!無視かよ!?おい!!」
「おい爆豪!お前のせいでヘイト集まりまくってんじゃねえか!どうしてくれんだ!」
「関係ねえよ。上に上がりゃ、関係ねえ。」

なんだ勝己くん・・。そういうお前もかっこいいじゃねえか・・・。

そんなことを思いながらも、紫の人や目がつり上がってる男の人に軽く頭を下げて勝己くんに引かれていった。

 
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