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星条旗のショアライン

第24章 SSS キャラ×男主(―/30日更新)



★Aキャプテン・アメリカ

今日は快晴。絶好の洗濯びよりだ。カゴいっぱいに溜め込んでしまった洗濯物を一辺に洗って一気に干すのは結構快感だったりする。わざと溜めてるわけじゃないけど、結果的にそうなるのだから同じかも。
ベランダに出て鼻歌交じりに下着を干していれば、お隣から声を掛けられた。最近越してきたロジャースさんだ。彼も洗濯物を干していたのか、小脇に小さな洗濯カゴを抱えていた。
「こんにちは、ロジャースさん」
「今日はいい天気だな」
「そうですね。直ぐに乾くと思います。洗濯物も」
青い空に輝く太陽に負けないような笑顔で『今日はいい天気だな』なんて言われると胸が擽ったくなる。男の俺から見てもロジャースさんは格好良いから。
照れくさくなって当たり障りのない返事をしてしまったし、適当にはにかんでからまた干す作業に戻る。日本人らしい受け流しをしてしまったとちょっぴり反省していたら、間を開けてまた声を掛けられた。
「洗濯物が乾くまで僕とお茶をしないか?」
「え?」
「君さえ良ければだけど、どうかな」
「俺で良いんですか?」
「君がいいんだ」
「!」
物凄い台詞を言い放った自覚がロジャースさんにはあるのだろうか。柔らかい笑みを噛みながら小首を傾げて手摺に肘を置く姿の……まぁなんと似合うこと似合うこと。熱烈な台詞に逆上せたのか陽の光に当てられたのかは分からないけれど、とにかく熱くなった頬を隠すように俯きながら俺は小声で「是非」と返事をした。

★LoTスティール

「ナサニエルってかっこいいね」
「……っえ!?」
かつての恋人であったアマヤと瓜二つの姿を象ったまま能力を封じ込められてしまったシェイプシフターのチャーリーを前にして、歪んだ恋心を抱かずにいる事って簡単なことじゃない筈だ。それはしっかりとアマヤの内面を愛していた証明に他ならない。そういうところが凄くかっこいい。
「レイン、そ、それってどういう意味で言ってるんだ?」
「……」
「レイン?」
「……ん?」
「いま俺の事、かっこいいって……」
「うん。……あれ、全部声に出してなかった?」
「理由の部分で黙ってたけど!?」
「あ、ごめんごめん」
「……」
「……」
「……いや言わないのかよっ!」

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