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ブラコンとシスコンと公安そして時々FBI

第13章 君の知らないところで


赤井Side

かの喫茶店で彼女を見かけなくなってから1週間が経つ。喫茶店のママ曰く彼女は辞めたそうだ。

そして、コナン君からの情報や部下の死に際の情報、それらを合わせて考えると、霧島はトランプにとって脅威であり必要な人間。あの喫茶店での関りだけだが、彼女があの残虐な組織に進んで入るとは思いにくい。何かしらの弱みを握られているか、恨みか…。

恨み。

そういえば彼女の両親はトランプの一員に殺されていたな。

しかし、一人で組織一つを、しかもあの残虐な組織を潰すのは不可能に近い。

まだ情報が足りない。

コナン君曰く、あの安室透…いや公安の降谷零君も彼女のことを探っているらしい。

霧島を公安なんぞに渡してたまるか。

このイライラする気持ちはきっと公安に先を行かれたくないというライバル視からに違いない。

まだこの気持ちを確かなものにするには霧島は謎が多すぎる。
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