第12章 それぞれが守りたいもの
ダイヤのエースside
⚠グロい表現有り
クラブのクイーンの部屋から出て数十分。俺は廊下であの裏切り者に出会った。
ダイヤのエース「よぉ。ドブネズミちゃん?」
クラブのクイーンから資料を受け取って拝見した時は驚いた。あの死んだアイツの親よりもしのぐほどの情報が記載されていた。
なるほど。ボスが喉から出るほど欲しがるわけだ。
その資料を裏切り者に直接渡す。
ダイヤのエース「さぁ、どうする?俺を楽しませてくれる?」
その資料をみた裏切り者はカタカタと震えて死を悟った様子だった。隠し持っていた銃で俺を撃ってきたが全て避けると「ひっ」と小さな悲鳴を上げて走り出した。
ダイヤのエース「鬼ごっこ?いいよ。どこまで逃げられるかな?」
俺は歩きながら銃を懐から取り出して裏切り者の右腕を撃つ。
裏切り者「がっ!?」
ダイヤのエース「ほらほら、ちゃんと逃げないと死んじゃうよ?まだ足は動けるでしょ?走って走って♪」
裏切り者は誰かと連絡しているのか左手にスマホをもって耳に当てて逃げていた。
ダイヤのエース「だーれと連絡とってるの?自分ところの上司?それとも家族?いいよいいよ。最後の言葉くらい話したいよね?だから次は左足ね。」
俺は裏切り者の左足を撃つ。
裏切り者「ぐっ……。」
裏切り者はバタッとその場に倒れた。
あぁ、もっと……もっと俺を楽しませてくれ。こんなんじゃ足りない足りない!
ダイヤのエース「仕方ないなー。ほらスマホ。」
俺は裏切り者が落としたスマホを裏切り者に渡す。
そして今度は裏切り者の右足に銃口をあてる。
ダイヤのエース「ちゃんと話せるようにまだ殺さずにいるからたくさん話してよ?」
右足を撃てば男は低い悲鳴を上げる。
あぁ、その悲鳴、恐怖に満ちた目……いいよ、いいよ!もっと絶望してくれ!!
ダイヤのエース「ほら早く話さないと死んじゃうよ?」
右足のつぎは……。右手を見るといい事を思いついた。
ダイヤのエース「この右腕、使い物にならないから壊しても問題ないよね?」
俺は本来曲がらない方向に指を曲げようと力を入れる。
バキッ
裏切り者「ぐっ……ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!」
嫌な音がなれば男は痛みに叫ぶ。
裏切り者は痛みに耐えながら電話の向こうの相手とボソボソと話している。
ダイヤのエース「もう一本いくよー。」
