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それはやっぱり君でした。

第2章 消えぬ思い


*和也side


ああ。また思い出した。




あのコと会ってから、
もう一か月がたとうとしている。


時がたつのって本当に
はやいもので。


俺はグリーンラベルを冷蔵庫から
取り出そうとするたびに
彼女の顔を思い出してる。



一か月たったいまでも
忘れられない。


あのコの全部が。


かわした言葉さえもが
鮮明によみがえる。



俺、おかしいよな(笑)








『ねえ、和くん。どうしたの?』


リビングのほうで、
俺の彼女の声がする。


付き合ってもう三か月になる。


「なんでもないですよ。」



名前は、はるな。

25さいで俺より4個下。


友達の紹介で付き合い始めた。


今は幼稚園の先生をしている。



俺ははるなの座っている
となりに座る。


女の匂いがする。


あの子のような
無防備な女のコの匂いではなくて。

女の匂い。



俺はちゃんと、
はるなのこと好きだ。

でも、頭に彼女の顔が
浮かんでしまう。







『最近、和くん変だよ?
なんか、ぼーっとして....んっ』





わけのわからない気持ちを
消したくて
俺は夢中ではるなを求めた。







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