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黒愛2 【進撃の巨人】

第3章 3 (裏なし)


それと同時に訪れる沈黙。

互いに目のやり場と言葉を失う。


チラリとエレンを盗み見ると、エレンは目を泳がせている。


あぁどうしよう。
やっぱり緊張してきた。

普通に話したいのに、テンパってしまってダメだ。


それはエレンも同じみたいだ。



「……………ソフィア。」

「………………ん?」


「もうちょっと、こっち来いよ。」


……………………。
心臓が急激に速度を増す。
一歩だけエレンに近づく。

まだ互いに両腕を伸ばしても届かない距離。



エレンのちょっと伸びた前髪のせいで、エレンの表情が読めない。


「………もっと」

「………………うん。」

もう少しエレンに近づく。

あぁもう恥ずかしい。
ドキドキする。



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