第2章 2 (裏あり)
痛みと痛みの間に、違った感覚を感じ始める。
さっきまでのびくびくするような快感じゃない。
じわじわと、脳の奥がしびれるような、ジーンとした快感。
快感に顔を歪ませる。
たまらず兵長の名をあえいだ。
「リヴァイっ…兵長…ぅ…。」
同じように目を細めて唇を噛み締めている兵長は私と目を合わせた。
「…………良く、なってきたか?」
「………………たぶん。」
「はっ……………。
ソフィア。てめぇすげえな。
めちゃくちゃ気持ちいいぞ。」
互いに息を乱して、快感をむさぼりあう。
気持ちいいと言ってくれた兵長に、嬉しささえ抱く。
腰を動かし続ける兵長を、ひたすら全身で受け止める。
その時、身体の奥の奥から大きな快感が込み上げてきた。
「……………っ!!
兵長、なんっ…か…私……………
――――――――んっ!!」
何も考えられなくなる快感に、四肢がビクンと跳ね、背中をのけ反らせた。
「……………今のは、イクってやつだ……………ソフィア。」
乱れた息の下、兵長が満足そうに唇を歪ませる。
「もう…1度…
兵長、もう…1度…イカせてください…」
ねだった私を兵長は鼻で笑った。
「煽るんじゃねぇ……はぁ、上等だ………。
何度だって………イカせてやる。」