第7章 7 (裏あり)
「…………いや、でも。」
「じゃあ、俺がはっきりと印をつけといてやる。」
その言葉と同時に、リヴァイの唇が私の首を捕えた。
噛むようなキスに驚く。
リヴァイは唇を離すと、黒く笑った。
「これはシャツじゃ隠れねぇな…」
「………リヴァイ!!」
何をしたのか気づく。
「まさか…リヴァイ。」
「わかりやすい場所にしっかりとつけてやった。
鈍感エレンにしっかりと見せつけてやれ。」
「…………うわぁぁ…」
明日絶対アザになってる。
こんな首の上につけられたんじゃ、絶対シャツで隠せない。
髪で隠しても、ちょっと動いたら見えてしまうだろう。
ヒヤヒヤするが、どこかで嬉しく思っている自分がいる。
当然、私はリヴァイだけのものだから。
私もリヴァイに溺れきっている。
そっとリヴァイの横顔を盗み見る。
リヴァイに聞こえないように、声に出さずに私は愛してる、と口を動かした。