第7章 7 (裏あり)
翌日。
「うわぁぁあぁ!!
なんじゃこりゃあ!!」
首には想像以上のアザが出来ていた。
これはヤバい。
「朝からぎゃあぎゃあうるせえな。」
「リヴァイのせいだよ!!
どーすんの、どーすんのこれ!!」
リヴァイに思いっきり首を見せる。
「ほう…………。」
「〜〜〜〜〜っ!!」
ほんっとにどうしてくれるんだ。
「それ貸してよ!!」
「何だ。」
「リヴァイの首回りについてるヒラヒラしたよだれ掛けみたいなヤツだよ!!」
「よだれ掛け…?
これじゃ隠れねぇだろ。」
必死に髪型で隠そうと試みるが全く意味がない。
ため息をついた時、部屋のドアがバンバンバン!!と叩かれた。
このノック(?)は…
「ハンジ!!」
「………奇行種か。」
「ソフィア!?
リヴァイもいるんだよね!?
エルヴィンが呼んでるよ〜」
「わかった!!」
私はリヴァイに向かって最高にブサイクな顔をしてやると、部屋を飛び出した。
リヴァイもそれに続く。
「お二人さん、朝から密会?
それとも昨晩から?」
おちゃらけて聞くハンジの目が、私の首を見た。
そして私とリヴァイを交互に見て口をパクパクさせる。
私は顔を真っ赤にして目を逸らし、リヴァイは表情一つ変えなかった。