第7章 7 (裏あり)
言葉など必要ない、幸せな時間。
終わってほしくないと願ったが、私は徐々に睡魔に襲われていった。
うとうとし始めた時、リヴァイの声が聞こえた。
「あぁ、ソフィア。
言いたいことがある。」
「………何?」
「お前に足りないものが1つあった。」
その言葉に睡魔が吹き飛ぶ。
「何!?何!?
今すぐ身につける!!」
リヴァイはバタバタ暴れる私を見て、ため息をつきながら微笑む。
そして私の体をギュッと押さえつけた。
「それはな…俺の独占欲への配慮だ。」
「……………ん?」
「俺はこう見えて嫉妬深い。
どう見えてるか知らねえが。」
「配慮…………?」
「今日の朝飯だ。
エレンとベラベラ喋りやがって…」
「…………あれ、怒ってたの?」
「最高潮にだ。」
「………………。」
「それどころか、俺達が恋人であることも濁しやがって。
あれはどういうつもりだ?」
「あ…いや…
部下たちが気を使うかな…って思ってさ…」
「………そんなもん、どうでもいいじゃねぇか」