第7章 7 (裏あり)
リヴァイの胸に顔を埋めると、リヴァイの体温が心地よい。
「ソフィア。」
名前を呼ばれて顔をあげると、リヴァイは私に腕を差し出した。
意味が分からなくて首をかしげる。
「腕枕してやる。来い。」
「いいの………?」
リヴァイの二の腕に頭を乗せかけたがためらった。
「どうした。」
「リヴァイ、腕しびれちゃうと思ってさ…」
たまに自分の腕を枕にして寝ると、目が覚めてジンジンになってるときがある。
それはリヴァイがかわいそうだ。
そんな私を見て、リヴァイは鼻で笑う。
「そんなもん気にしなくていい。
いいから来い。」
「わかった…お邪魔します…。」
リヴァイの二の腕に頭を乗せる。
適度に硬くて、そして温かくて安心する。